千葉県野田市立みずき小学校でのテレビ型電子黒板ProColor(プロカラー)を使用した算数の授業活用例をご紹介致します。今回、授業を見学させて頂いた遠藤先生は毎日授業で電子黒板を使用して頂いています。本授業は実際にあるテーマパークを題材に、おおよその面積の求めるというもので、児童それぞれの考えた過程を電子黒板に次々映し、児童全員で考え方を共有していました。
■最初の5分で生徒を授業に引き込む
授業初めの導入5分程度で、本時の問題に触れる“某テーマパーク”の写真をタブレットから電子黒板に映すことで、児童に興味を持たせ授業に取り込んでいました。「朝5分で作った画像をフラッシュカードのように次々と見せることで、授業の振り返りや導入でも使用が可能です。例えば社会で江戸幕府の徳川将軍全部をフラッシュカードで見せて、綱吉!などと児童に言わせたりしています。色のついた教材を大きく見せることができるのが、とても便利。」と遠藤先生。
■タブレットとの連携
黒板に貼った題材をタブレットで撮影して、無線で電子黒板に映し、そこに書込みをしていました。黒板では時間がかかったことでも、ディスプレイを使うことで1分もかからず実現できます。
■机間指導しながら児童のノートを撮影
先生は児童が問題を解く間、机間指導しながら、全員と共有したい児童のノートを写真撮影し画面に映し出します。以前は児童が前に出てホワイトボードに書く時間がかかっていましたが、今ではノートをタブレットで撮影、その場ですぐ電子黒板に映してみんなで共有することが可能になりました。電子黒板に児童の考えた式や図形のみを映します。その続きをみんなで考えたり、わかった児童に書き込ませたりします。そうすることで、児童一人ひとりがどのように考えたか、考え方の足跡を残すことができて、過程を知ることができています。学習内容の定着にもつながります。
■動きを大切に
電子黒板があることで、前に全員を集めてみんなで考え合ったり、動画を見たりするようになりました。授業では座っているだけでなく、動きを大切にしています。
■板書アプリ[Note]の活用
本授業で先生がお使いの電子黒板ProColor(プロカラー)には、板書アプリのNoteがインストールされています。Noteには、登録されている図形を選択してすぐに描画し、その図形を拡大・回転させる機能があるので、面積を求める授業で特にNote機能を使用して頂いています。その他にNoteでは罫線やマス目などの背景を張り付けることができます。「Noteの背景はよく使っています。特に外国語では授業の終わりにライティングを必ずしているので、絶対に使っています」と電子黒板を黒板と同じように活用する遠藤先生。
■最後に
電子黒板を導入してからの児童の変化について、「児童が発表することに抵抗感がなくなり、理解することにつながるので、みんなで考えることが多くなった」と先生は嬉しそうに仰っていました。