八千代市教育委員会では、平成30年度に小中学校の33 校、適応支援センター、教育センター等のICT 環境を整備する中で、これからのパソコン教室の在り方を考え、パソコン教室でできたことを普通教室でもできる環境に整備し、パソコン教室を「ICT ルーム」として新学習指導要領の「主体的・対話的で深い学び」を実践しやすい環境を整えた。

ICT ルームの床は、机の組み合わせの配列の目印になる色のポイント張りのデザインになっており子ども達が素早く、きれいに什器を配列できる仕掛けがある。「例えば『2つの机を付けて、均等に配置して下さい。』というより、『2つの机をグリーンのタイルを中心にして付けて下さい。』と言われた方が子ども達もスムーズに動くことが出来る。

普通教室と違い、机と椅子だけのシンプルな教室のため学習に集中できる環境は子ども達の意識も変えるようだ。軽くて動きやすい回転式の椅子で別のグループにコミュニケーションを取りにいく子もおり、自然に活発な意見のやりとりが子ども達だけで行われている。