備前市様では、ＩＣＴ環境を５年前から整備し、現在では一人一台にタブレットを貸与し、教室には無線環境を整えています。
ＩＣＴのさらなる活用を目的とし２０１６年度に空き教室を「フューチャールーム」として、子どもたちのアクティブラーニングのスイッチがＯＮになることを目指した教室を各小中学校に整備しました。
各学校が独自の要望を出し、それぞれ特色ある空間に仕上がっているのが備前市様の特徴で、その中の三石小学校校様の導入事例になります。

　三石小学校では、「特色ある学校づくり」の取組を通して、児童の「豊かな心」「確かな学力」「健康・体力」の育成を図っており、特に、地域の人材や施設等が豊富なよさを生かし、地域の教育力を積極的に活用して、三石の自然・文化・産業・歴史・人々の生き方などを学びます。そして、児童ボランティア活動などを年間を通して継続的に実践し、地域と学校が双方向に動く「開かれた学校づくり」に取り組んでいます。
2017年4月から未来の教室として「フュチャールーム」が出来上がりましたが、学校側からは「講義形式で前の黒板を子供たちが見るということではなく、4方向が自由にホワイトボードを使えるような教室になったら教員もいろんな角度で教えることができたり、子供も多岐にわたって学習ができるよう、壁面もホワイトボードとして使えるような教室にしてほしい」と要望し、アクティブラーニングで活用しやすい勾玉デスクと、可動型のチェアGC1000が導入されました。
勾玉デスクの天板は、岡山県産の桧を使用し天板もフラップできる点が特長です。川埜教頭先生のお話では「『フューチャールーム』が出来て１年もたっていないが、意欲的に主体的な学習には向いている。子供たちの創意・工夫する姿が見られたりする。子供たちのICT意識を持つようになったことはこの教室の効果である。」と普通教室とは違った効果を実感されていました。