備前市立西鶴山小学校

分類
小学校
所在地
岡山県
導入時期
2017年4月
導入エリア
フューチャールーム
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備前市様では、ICT環境を5年前から整備し、現在では一人一台にタブレットを貸与し、教室には無線環境を整えています。
ICTのさらなる活用を目的とし2016年度に空き教室を「フューチャールーム」として、子どもたちのアクティブラーニングのスイッチがONになることを目指した教室を各小中学校に整備しました。
各学校が独自の要望を出し、それぞれ特色ある空間に仕上がっているのが備前市様の特徴で、その中の西鶴山小学校様の導入事例になります。

備前市立西鶴山小学校は、「豊かな心をもち,すこやかに,主体的に生きることのできる児童を育成する」を学校教育目標に取り組んでおり、2017年4月から未来の教室として「フューチャールーム」が本格稼働し、机と椅子は、組み合わせしやすい勾玉デスクとアクティブラーニングチェアが導入されました。
学校の中でも特に「フューチャールーム」を積極的に活用している6年担任の川西先生は、10年ほど前から上越教育大学の西川純教授が提唱している『学び合い』の授業を実践しており、「フューチャールーム」での活用についてお話を伺いました。

~以下川西先生のお話し~
「教室の一番の欠点は一人一人の机が決まっていること。本人の持ち物ではないが1年間使うとなると自分の机椅子は自分のテリトリーになっており、他の人が勝手に座ることはできにくいところがあるが、『フューチャールーム』にはそれがない。
今日は誰と座ってもいい、どこに座ってもいい。6年生には『自分たちの課題を解決することを考えてね』と言ったら自分たちで考えて座る。教師側からグループになりなさい等の配置換えをする指示はない。学習するのは子供なので子供がいいと思ってやりやすいやり方を選んでいる。 」
「あの形の机と椅子で有難いのは、子供たちが変えたいと思った時に自由に変えることができるところ。椅子は、先生がどこにいても向きを変えて話を聞くことができる。ずっと座って話を聞く環境では背もたれは必要ですが、うちの場合は座るのに疲れたと思ったら立てばいいので、背もたれがなくても問題ない。」
「アクティブラーニングの授業では例えば算数の授業では、教科の内容だけを学ぶだけでなく、タイムマネージメント、クラスの中でのかかわり、自分の学び、他の子の学びを通しての人間性、いろんなことを学べことができる、知識だけでなく倫理性、社会性等、生き方を問える授業になる。」と川西先生。
子供たちが自由に机と椅子を動かすことができるフューチャールームで『学び合い』の授業で実践されている川西先生の授業を見学させて頂き、「主体的・対話的で深い学び」のひとつの有力な答えを見ることができました。

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